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2019年 5月 24日 結果より過程が大切?
こんにちは!
今日は東京大学教養学部教養学科(PEAK)国際日本研究コース4年吉川真希が担当させていただきます。
今回は、自己紹介も兼ねて私の過去の経験をもとに、志望校合格を目標に毎日勉強に励む皆さんに向けて、私自身の考えをお話しさせていただこうと思います。
突然ですが、みなさんは、結果と過程どちらが大切だと思いますか?
個人的な話をさせていただくと、わたしは幼い頃かなりの負けず嫌いで、勝負事はなんでも一番を取らないと気が済まず、かけっこで転んで一番を逃したり、ピアノのコンクールで一番の賞を逃したりして、よく悔しくて泣いていました。その度に、両親や先生は私に言いました。「大切なのは結果よりここに至る過程だよ」と。
小さい頃は従順にその言葉を信じていましたが、中学生になり部活で陸上(長距離)を始めてからは元来の負けず嫌いに磨きがかかり、「結果が全てじゃない」と何度言われても「結果を出さなきゃ意味がない」と思っていました。
しかし「全国に行けなかったら精神が崩壊するのではないか」と思うほど全てをかけて臨んだ全国大会出場を掛けたレースで出場を逃したとき、なぜか清々しい気持ちだったのです。「自分にできることは全てやったししょうがないか」と初めて過程に意義を見出すことができた瞬間でした。あれほど辛かったはずの練習も今では不思議と楽しかった記憶でしかありません。
では、私は結果より過程が大切だと思っているかというと、そうではありません。貪欲に結果を求めてでき得る全てのことをするからこそ、終わったときに初めて救いになる、所詮結果論だと思っています。結果も出ていないときに過程に意味をもたせてしまうのはやるべきことをできていない自分への甘えだとも思います。
(話が若干ずれますがわたしがそのとき精神が崩壊しなかった理由として、結果のその先にある駅伝で二年連続全国大会出場という目標が見えていたことも大いに関係していると思います。)
ですから受験生の皆さんには、ぜひ結果にこだわって勉強してほしいと思います。絶対に第一志望に合格してやる、という強い気持ちを持って(そしてその先も見据えて)自分にできる全てのことをしてほしいです。合格発表の日に笑っていられるような一年にしてください。
私自身の話が長くなってしまいましたが、このブログが皆さんの力になることができたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
2019年 5月 22日 自分のモチベーションの上げ方
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
正直通じないのでそろそろ阿波弁を直そうか迷っている天羽淳椰です。
でも直しません(笑)
誇りをもって使わせていただきます。
今年、早稲田大学教育学部理学科地球科学専修に入学しました。
皆さんは浪人生活を始めてそろそろ2ヶ月といったところでしょうか。
勉強は順調ですか?
4月当初から比べるといい感じに進んでいますか?
浪人生で1年間という時間があるので、その時間をフルに使うのは理想ですが、なかなか厳しいこともあると思います。
自分は浪人生のころ、やはり息抜きが必要だったので、結構日曜日は自分の家でいたり、出かけていたりしました。
それが自分にとって一番の選択であったとはあまり思いませんが、やはり振り返ってみると、浪人生活においてなくてはならないことだったと思います。
具体的に何をしていたのかというと、
家では寝ていました。
特にこだわりはありません。
一週間の疲れを残さないように全力で寝ていました。
寝る話はさておき、日曜日の過ごし方で自分がよかったなあと思うのは、やはり遊びに出かけたことです。
浪人生なのに遊ぶなよって思う方もいらっしゃるでしょうが、何もやみくもに遊んでいたわけではありません。
僕は高校まで徳島でいたので、東京に来て遊ぶ友達はほとんどいませんでした。浪人時代は一回だけ友達とご飯に行っただけです。
じゃあ一人で遊んでいたのかというとそうでもありません。親にいろいろなところに連れて行ってもらいました。
具体的にどこに行ったかを今回は1つ紹介したいと思います。
1つ目は、お台場にあるチームラボボーダレスです。名前の通り、境界のない、つまり、行き止まりのないアート作品があります。作品の詳細は割愛させてもらいますが、自分はそこに行って何を思ったのかというと、
なぜ、この作品は、こんなにも自分そしてみんなを感動させるものなのだろう。
この感動は作者に仕組まれたものなのだろうか。
と感じたのです。あまりにもすごすぎて、この人を魅了するすごさには科学的根拠があるのか、何が人を魅了するのかという疑問に達しました。会場で代表取締役の猪子さんを探したくらいです(笑)
そんなこんなで、僕は脳の仕組みや人の心理に興味を持ちました。
そこで、自分は志望校を東京工業大学生命理工学院に変更しました。
その目標はかないませんでしたが(笑)
でもそれでもある程度納得するところへ行けたことは高い志とモチベーションをもって取り組んでいけたからだと思います。
皆さんもやる気を出したいときに、自分のモチベーションが上がる所や自分の興味のある所へ行ってみてはどうでしょうか。
少し長くなりましたが、ご精読ありがとうございました。
2019年 5月 21日 オンとオフの切り替え
こんにちは。東京大学2年の蓮池です。今回は生徒時代どうモチベーションを維持したかについて僕なりの方法を書きたいと思います。
その前に。そもそもなんなくモチベーションを維持できる人となかなかできない人がいます。僕はどちらかというと前者だったので、あまりモチベーションのことで悩むことはありませんでしたが、実際に自分の生活を振り返ると、意識せずモチベーションを維持する工夫をしていたのかなと思います。
それは、勉強をしすぎない、ということです。
僕はオンとオフをきっちり切り替える、ということを意識していました。東進にいるときは集中して勉強する。そして下校したら勉強はしない。休日も運動したり本を読んだりして勉強しない。模試前とか入試直前とかは必ずしもこの通りではありませんでしたが、基本的にこのスタイルを貫きました。僕がこうしたのは、以下の理由によります。
1人間の集中力なんてそんなに続かないから。
2ちゃんと脳を休めないと勉強効率が落ちるから。
3勉強をもっと好きになるため。
1つ目について。人間はコンピュータではないのでずっと集中して良いパフォーマンスを維持するなんてことはできません。どのくらい集中力が続くか、というのは人によるとは思いますが、少なくとも僕は6~7時間くらいしか集中力が続きませんでした。惰性で勉強してもそこで得られるものはほとんどないなと感じました。
そこで、2つ目。別にマイナスにならないのなら惰性で勉強しても良いのでは、となりますが、僕は実際マイナスになると感じました。気分転換をして睡眠をしっかりとらないと次の日の勉強の質があまりよくありませんでした。集中力もそんなに続きませんでした。勉強効率が落ちて時間だけが伸びる。そしてまた効率がおちて時間が伸びる。こういった負のスパイラルに陥ってはいけません。
3つ目。僕は割と受験勉強が好きでしたし、今でも割と好きです。受験の世界史(特に東大)は実は深いし、単なる暗記で終わる科目ではありません。1990年代などの骨のある大論述が好きで、それを書くために色々本を読みました。アカデミアの世界で活躍されている大学の先生方がよく練って出題される入試問題は、無機的にドリルをゴリゴリやって解けるものではありません(解けてしまう問題がないとは言いませんが)。やはり沢山本を読んだり、専門書をかじってみたりすることで、問いの面白さに気付いたり、知らなかった常識に出会えたりします。
結局、勉強が好きでないとモチベーションを維持するのは難しいと思います。教科書や参考書から離れることで、より勉強が好きになったりするものです。
長くなりましたが以上になります。最後までお付き合いくださりありがとうございました。
2019年 5月 20日 具体的な得点・数値と主観的な感覚・感想
こんにちは。東京大学教育学部3年の小川です。
浪人生活にはみなさん慣れてきたでしょうか。高校生活に比べれば明らかに単調な生活を過ごすのって、やっぱり大変ですよね。今思うと、よく1年間も勉強をやり通したなって思います。まだまだ長い戦いですが、皆さん頑張っていきましょうね!
というわけで、少しでも役に立てばと思って今回は浪人期間僕がどうやってモチベーションを保っていたのかをシェアします。
そもそも質問ですが、モチベーションってどんな時に高くなったり低くなったりするんでしょうね…?
自分なりに少し考えてみてください。
僕なりの考えでは、「どうせやってもできない」という感覚を抱いた時に、モチベーションが落ちるんだと思っています。
つまり、自分がやっていることの意味を自分なりに確認できない時に、やる気がなくなる、そう思っています。
人間って、無駄なこと、意味ないことはやりたくないじゃないですか。
では、モチベーションを落とさない・高く保つためにはどうすればいいでしょう。
上の悩みを抱いていた時、僕がとった行動は、
「自分の学習履歴を残しておいて、定期的に確認する」
というものでした。
みなさんは模擬試験を定期的に受けている人が多いですよね。センター試験本番レベル模試とか、〇〇大学模試とか。そして受験した後に帳票を受け取って、一喜一憂しているのではないでしょうか。その一喜一憂の機会を、こまめに自分で作っていくことをしたわけです。
具体的に言います。
みなさんは各教科で核として据えて、何度も反復する教材を持っているかと思います。
その教材をこなすたびに、自分のデータを残しておくのです。
では、「データを残す」ってどういうことでしょう?
例えば数学なら、解くのにかかった時間、解いた上での感触等を書き残しておき、また答案そのものもとっておく、といった作業になるでしょう。
そしてその次に解く時にはその過去の自分の記録と現在の自分の解きっぷりを比べて、どれだけ成長したのかを確認するわけです。
その時には、具体的な得点・数値と、主観的な感覚・感想の2つの側面から確認できればいいですね。特に後者に関して、は意識的にやってみてください。
答案には反映されなくても、自分の中で発想の幅が広がっていて、しっかり成長していることってあるでしょう。結構見落とされがちだと思うんですよね。数値ばかりが目に行ってしまうのは自然なことでしょう。
というわけで、具体的な得点・数値と、主観的な感覚・感想の2つの側面から自分の成長を確認してみよう、と、提案して記事を終わりにします。
これからも計画的に、考えることをやめず勉強を進めていきましょうね。
2019年 5月 12日 2019年度 担任助手 自己紹介・・・小川先生
こんにちは。東京大学教育学部3年の小川です。
ついこの間浪人生活を送っていたはずなのに、気がついたら3年生になってしまっていました。時の流れの早さにただただ怯える毎日です。
大学では教育哲学を専攻しています。非常にざっくりいうと「教育はどうあるべきか」なんてことを考えているわけですね。
そんな僕は近代の学校制度を超えた学びのあり方の実現に寄与したいと考えています。
具体的には、現状の様々なオルタナティブ教育が教育としての公平性を保ちながら効果を発揮し、学びの多様な形が受け入れられるような社会の実現に携わりたいってわけです。
最近はそのためのアプローチについてずっと悩んでいます。キャリアが決まりません。困りきっています。
浪人時代は客観的に自分を見ることをずっと考えていました。要するに、「もし自分が自分自身の家庭教師なら、どうやって指導しようかな」と思い続けていました。これ、けっこう大事なことだと思います。
浪人時代は依存的にならず、環境を利用して自分で学びきった人間がうまく成長しているように思います。参考までに。
生徒の皆さんは、大学生活を楽しむためにも、浪人生活で精一杯学ぶ力を鍛えましょう。思うがままに遊びたいなら、思うがままに学びたいなら、今、学びましょう。