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2023年 5月 11日 「基礎」を固める
はじめまして!新宿本科担任助手の稲田です!
さて今年度最初のブログは、僕自身が浪人生として過ごす中で、考えていた、大切にしていた基礎についてのお話をしたいと思います
新宿本科での説明会やLHRで、
「浪人生は現役生と違って時間があるので、基礎固めに時間をかけてから過去問に入ることができる」
という話を受けました。
僕は、現役生の時に、基礎をさぼってしまったという自覚があったので、まず「基礎」とは何かについて考えて、その「基礎」を固めることを、特に重視しました。
まず「基礎」とは何なのでしょうか。僕は「基礎」とは、次のステップに移るために、ここまでは出来ていなければならないというラインのこと、と考えました。可変的であり、人やその状況によってさまざまである、といえるとも思います。そして、過去問に入る段階の「基礎」を「過去問を解ける、あるいは、一発で解けずとも、解答解説を見て、すんなりと理解することができ、その後自身の力で解くことができるだけの学力」と捉えました。
もちろん、入学当初の僕にとっての「基礎」はそこまでレベルの高いものではなかったので、最初の「基礎」を固め、「基礎」に積み上げていき、過去問が解ける状態まで「基礎」を固めることを意識して学習を行っていました。
勉強をしていると、目の前にやることが沢山あって、時間が足りないように思えてきたり、焦ってしまったりするかもしれませんが、細分化して、一つずつ完成させていけば、夏までに「基礎」を固めることができると思います。
そのためには考えて学習することが必須です。
今回のブログが、漠然とただ勉強するのではなく、しっかりと考えて勉強をする契機になれば、幸いです
1年間頑張っていきましょう!
2023年 5月 9日 目標と計画
こんにちは。慶應義塾大学環境情報学部2年の中島沙月です。
昨年のこの時期のブログでは建築やデザインをメインに勉強していると記載していましたが、現在では経営学やマーケティング諭を主に勉強しています。
さて、今回は、目標を決める事や計画をたてる事の重要性について皆さんにお伝えします。
まず、浪人を決意した皆さんは志望校に合格する事が大きな目標であり、達成したい目標だと考えられます。では、最終的な目標を達成するために、小さな目標、それらを達成するための計画を考えていく必要があります。
なぜ目標を設定しないといけないのか、計画を立てないといけないのかと疑問に持つ人もいると思いますが、自分が志望校合格に向けて、合格可能性を少しでも近づけるためにも、目標設定、それらを達成するための計画を設定し、実行していく事が1年間勉強していくうえで自分に今何が必要で、いつまでにそれをやるべきかなどが自分の中で志望校合格に向けて必要な事が明確になってくるからです。ノートなどに言語化し、いつでも見返せるようにする事をお勧めします。
目標設定は1ヶ月、1週間、1日と分けていました。
例えば、5月31日までに達成しないといけないと思っている事をリストアップし、優先順位をつけていました。それを具体化するのが1週間おきの目標で、さらに1日おきの目標を設定していました。
1日おきの目標ではその日のやるべき事をリストアップして、計画で具体化していました。計画に関しては1日ずつ書いていました。その日が終わる頃に次の日の1日の計画を立てていました。
また計画に関しては、1日中英語と日本史をひたすらやる!という大まかな計画ではなく、具体的になに何をやるのか、その教科/問題集に割けられる時間は何時から何時までなど1日の中で細かく、分かりやすく計画を立てていました。
また日曜日は新しく何かをするのではなく、月曜日から土曜日までで計画通りにいかなかった事など日曜日をつかって修正し1週間の目標をなるべく達成できるようにしていました。
最初のうちは、計画を立てても計画通りに行かず、目標が達成できなかったり、達成できないのに計画や目標を立てる事って意味があるのかなど疑問に思ったりしますが、目標や計画は志望校合格に向けて合格可能性を上げるステップであって完璧に計画通りにいく事が目標ではありません。最終的に達成しないといけない目標は第一志望合格のみです!その他の目標や計画は志望校合格に向けてステップであって上手く行かない事があってもめげずに頑張って欲しいです。
目標や計画を設定する事で1年を通した目標、1カ月、1週間、1日と、浪人期間の限られた時間の中でやるべき事や期日がより明確になると思います。
計画や目標を立てた事ない人は一度是非やってみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
2023年 5月 8日 リスニングの点数を伸ばすとは?
こんにちは。東京大学法学部3年の久留です。
例年の同時期とは違う天気が多いですが、体調を崩さないように気を付けてください。
さて、今回は、リスニングを例に、「試行錯誤のやり方」についてお伝えします。
みなさんは、リスニングの点数を上げるために何ができると思いますか?
リスニングを毎日やる、というのが限られた条件のもとでは正しく、ほとんどの場合は正しくない回答だと思います。
限られた条件、というのは、「これまでリスニング対策を全然やってこなかった」というものです。確かに、これまで全く訓練していなければ、少しリスニングの演習回数を増やすだけで成績は伸びるでしょう。
ですが、ある程度演習をこなせば、毎日聞くだけでは頭打ちになることがわかると思います。
それは、リスニングに必要とされる力のうち、ただ英文を聞いて問題を解くだけでは培うことのできない力が、足りていないからです。
リスニングに必要な力は主に2つで、「英文を聞く力」と「問題を解く力」です。そして、「英文を聞く力」は「音として何の単語を言ったか聞き取る力」、「1語・1文の意味を理解する力」、「意味として英文全体を把握する力」に分けられます。
また、「問題を解く力」は「時間内に設問文を読み切って理解する力」、「内容をだいたい記憶して音声が流れる間に選択する力」などに分けられます。
このようにして能力を分けてみると、リスニング一つをとっても足りていない力によってすべきことは全然違います。「音として何の単語を言ったか聞き取る力」が足りないなら単語帳で意味と音を把握し、英文の音声に慣れることが必要になり、「時間内に設問文を読み切って理解する力」が足りないのなら、速読や構文読解の訓練が必要になるというように。しかも、どの能力が自分に足りていない力なのかを見つけることすら、通常は困難です。
ここで試行錯誤が生きるのです。以下、私がやっていた試行錯誤の方法を示します。
①自分の苦手分野に必要とされる力のリストを作る(2個前の段落が例です)
②その中から自分に足りないと思えるものを選び、対策方法を考えて実践する
③苦手分野の実際の入試問題など、問題を演習して、点数が伸びているかどうか確認する
④点数が上がったなら勉強法を維持し、他の力を伸ばす方法も考えて実践する。点数が下がったなら、②で選んだ能力を伸ばすための他の方法を探せばよいのか、②で選んだ能力以外の能力が足りなかったから点数が伸びなかったのか考えて、②以降を再度やる
という手順でやれば、自分に足りない力を特定することができ、それをピンポイントでつぶすことができます。現役時代の自分であれば、①と③が特に出来ていなかったように思うので、是非やってみてほしいと思います。
ある程度演習量を積み、知識もついてきたら、ただ演習するだけでは点数は伸びません。
ピンポイントで一つずつ潰していくしかないのです。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。
2023年 5月 7日 受験勉強するにあたって
はじめまして。今年度から新しく担任助手になりました加藤綾です。
高校在学時にゼミの研究授業で経済学に興味を持ち、現役時から経済学部を志望し、新宿校での1年間を経て、現在は慶応義塾大学経済学部に通っています。
今回は、浪人生活を過ごすにあたって意識してほしいことについて二つ述べたいと思います。
一つ目は、自分に対して素直になるということです。
浪人した理由はそれぞれあると思いますが、浪人生にとって、得意なことを増やすよりも苦手なところをひとつひとつ地道に、徹底的につぶしていくことこそが合格への近道になると私は考えています。そのためには、嫌な部分から目を逸らさずにしっかり向き合う必要があります。まだ、基礎固めが可能なこの時期に苦手部分を潰しておきましょう!
また、自分の得意なことや、成長部分を認めることもとても大切です。日々の学習の中でなにかしら成長している部分があります。それを認められないと、それについての学習に時間を余計に割くことになってしまいます。ネガティブな私は、自信のなさから他にやるべきことがあるのに一つに対して固執してしまうことが浪人時代に多々ありました。現役生よりも勉強時間の多い浪人生だからこそ優先事項をよく考えて学習に取り組んでほしいです。「自分が今何のために勉強しているのか」を明確にし、ゴールから逆算して計画を立て、効率の良い学習を心がけましょう。
二つ目は、どの受験生にも負けない武器を作ることです。
前述の通り、私はネガティブで、試験の前はとても緊張しました。現役時代に第一志望校の入試会場に向かう電車の中では失敗に怯え、周囲からわかるくらいに手足が震えて止まりませんでした。しかし、浪人生になってから迎えた第一志望校の受験日だけはほとんど緊張せず、むしろ自信に満ちていました。それは、誰にも負けないと胸を張れる武器を手に入れたからだと思っています。浪人時代、欠かさず朝一番に登校したこと、志望校対策と分析を嫌になる程、徹底的に行なったことの二つが自分を勇気づける武器になりました。試験は勿論、自分一人で戦わなければなりません。激励、応援してくれる人は会場にいません。自分のことは自分でコントロールしなければならないのです。勉強できる期間は限られています。どんな小さなことでも構いません。これから試験本番までに何か一つ胸を張って誰にも負けないと言えるものを作ってみてはどうでしょうか。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
2023年 5月 6日 工夫して勉強する
こんにちは!慶應義塾大学経済学部3年の志波響香です。
新生活が始まって1ヵ月経ちましたが、調子はいかがですか?毎日勉強し続けていると、知らない間に疲れがたまってしまうと思うので、休息も取り入れながらバランスよく過ごしてみてください。
今回は、浪人の一年間を振り返って思うことについて2つ書こうと思います。
1つ目は、勉強は楽しいということです。
私は元々勉強が嫌いだったわけではないのですが、受験勉強というとやらなきゃいけないという義務感を感じてしまい、現役のころはただやるだけになっていました。浪人生活を始めるにあたって、どんなに初歩的な講座でも必ず発見はある、小さなことでも吸収しようと意識を変えてやったことで、新しい知識を吸収でき、解ける問題がどんどん増えて楽しくなっていきました。勉強が嫌いな理由として、問題が解けないということが考えられますが、問題が解けないというのは単なる知識不足だといえます。 もちろん最初は、知識が少ないため解ける問題が限られてしまったり、知識が定着するまではうまく点数につながらなかったりすると思いますが、解けるようになるまでは耐えるしかないです。特に、今の時期は基礎的な学習が多くつまらないと思う人もいるかもしれませんが、この学習が何につながるのかを考えながらやるだけでも変わると思います。
私は、浪人で勉強する(新しい知識を得る)楽しさを知ったことで、大学で新しいことを学ぶのも楽しくなり、興味があるものを自主的に勉強しています。浪人の1年の経験はこれからの人生にも役立つと思うので、工夫しながらやっていってほしいと思います。
2つ目は、先を見通して計画を立てることは重要だということです。
私は、1週間単位で計画を立てていたのですが、そうするとその週のことしか意識できず、模試が迫っているのに全く対策をしていないなどのことが多々ありました。そこで、20週間先まで書くことができる計画表を用いて、模試の日を記入したり、過去問を終わらせたい日を記入したりして、先を意識するように心がけました。先を意識することで、今これくらいやっておいた方がいいなと逆算できたり、ここまでに~を終わらせるという小さな目標を設定できたりするので、個人的には効果があったと感じています。入試まであと何日と言われても想像がつきにくいと思いますが、計画表で視覚的に確認することで実感しやすくなるのではないかと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。