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2023年 6月 14日 模試の意義と活用方法
こんにちは、担任助手の河﨑樹です。春から何回かの模試を経て、もう慣れてきたのではないでしょうか。ところで皆さんは模試の意義を理解し、有効活用できていますか。模試の意義を理解し最大限に活用することで、学習をより効率的に進めることが出来ます。なので、今回は模試の意義と私が行っていた模試の活用法について話します。
まず模試の意義についてです。模試の意義は自分の「できていること」と「できていないこと」を知ることです。皆さんは春から基礎固めをして、もうすぐ過去問演習に入ると思います。ここで気になることが1つあります。それは「どこまで基礎ができているのか」です。これを模試で確認しましょう。点数や偏差値だけでなく、科目ごとにどこができていて、どこができていないのかをしっかり確認しましょう!
次に模試の活用方法についてです。私は模試の結果をもとに学習計画を立てていました。先ほど模試でできることとできていないことがわかると書きました。これをもとに学習計画を見直します。具体的にはできることに時間をかけ過ぎていないか、できていないことはどうすればできるようになるのか考えました。そしていつまでにできてないことを克服すればいいのかという目安を設け、計画に落とし込んでいきます。このようにして模試を活用することで客観的視点から計画を立てることができるのでバランスよく学習することが可能になります。
以上模試の意義と活用法です。もうすぐ夏ですが、季節の変わり目は風邪をひきやすいので、体調管理に気をつけて頑張りましょう!
2023年 6月 11日 因果・相関
こんにちは 担任助手1年の黒田です。
今回は勉強する際に注意するべき点について書いていきたいと思います。タイトルにもある通り、因果・相関についてです。
さて、皆さんは因果や相関についてどれくらい知っていますか?2つの違いを説明できるでしょうか?受験において、この2つを誤謬・混同していると思わぬ落とし穴に引っかかりかねません。
「この街には交番が沢山ある。だから犯罪率が高い。」、「スマホゲームをよく遊ぶ子供ほど、社会的不適応の度合いが高い」といった文章を見た時、これが明らかにおかしいことがわかるでしょうか。前者であれば「犯罪率が高い。だから、この街には交番が沢山ある。」とならなくてはならないでしょう。犯罪率と交番の数という2つの変数は確かに影響しあっていますが、このように繋ぐ順序を間違えるだけで恐ろしい結論が導き出されたりもします。そして、後者であれば社会的不適応の度合いとスマホゲームをよく遊ぶことは相関関係はあるかもしれませんが因果で繋ぐことほどの関係であるかは不明瞭です。子供がスマホゲームをよく遊ぶのは親が不在で誰も子供の相手をしてくれないからかもしれず、であれば、繋ぐべき事項は親の不在と適応の度合いです。このように第3、第4の変数の存在を無視して因果を結ぶのも大変危険です。
ここまで読んで、皆さんは受験とどう関係があるのか疑問に思うかもしれませんが、大いに関係しています。近年はインターネットの普及により様々な情報に私たちはアクセスすることが可能となり、大学受験に関する情報も溢れかえっています。勉強のコツ、効率の良い勉強法、受験での失敗談といったものを求めてインターネットで検索するといったことも自然なことになってきました。そうした際に誤った因果で結ばれた情報に気をつけて欲しいと思います。「本当にこの勉強法は正しいのか?単に相関性があったというだけの話ではないか?」という風にしっかりと事実を見極められるようになりましょう。いつの時代でも学問に王道なしです。
2023年 6月 10日 ネガティブとの向き合い方
こんにちは。早稲田大学教育学部教育学専修2年・担任助手の村田です。
受験生活が始まってから約2,3か月経ちましたが、勉強の進捗はいかがでしょうか。思い通りにいっている人もいれば、そうではない人もいると思います。模試の結果も続々と返ってきているはずです。模試はあくまで現時点での自分の学力の指標として参考にしつつも、その結果に一喜一憂することなくよくできた点や反省点を分析して復習し、次につなげられるようにしましょう。
とはいっても、実際には、模試や普段の学習がなかなかうまくいっていなくて落ち込んでしまっている人もいるのではないかと思います。受験生活ではそういったマイナスな出来事に対して対処することが難しく、どうしてもネガティブな思考になってしまいがちだと私自身受験を経験した身としてつくづく感じています。しかし、一度考えてしまったことを100%きれいさっぱり忘れることなんてそうそうできることではありません。「“ネガティブ思考”に対してどう対処していくかを考えて実践すること」、これがうまくできることが受験生活において非常に大きな要素のひとつになると私は思います。その対処法のなかで私が受験生時代に実践していたことをいくつか簡単に紹介します。
ひとつはネガティブな言葉を口にしないようにすることです。いいことも悪いことも、口に出してしまうとどうしても体がその言葉の通りに動いてしまうような気がします。だからなるべくネガティブな言葉は口にしないで、ポジティブな言葉に変換して口に出すようにしましょう。具体性がなくてもいいと思います。たとえば、模試の点数が低かったから「もうだめだ…」ではなく「次は絶対いい成績取ってやる!」みたいなことを言ってみてください。そうするだけでもだいぶ気分が変わるはずです。
もうひとつはとりあえず好きなことをやってみることです。いったん勉強から離れて読書でもスポーツでも何でもいいから、とにかく自分が好きなことをやる時間を作ってみてください。ネガティブな感情をずっと抱えたままではストレスもたまります。一度発散して、そこから改めて冷静になって今後の学習計画や方針を立ててみてほしいと思います。
もちろん家族や信頼できる友達、塾の先生に相談してみるのも一つだと思います。受験勉強をしていくにあたって、この先も間違いなくたくさんの不安がみなさんに襲い掛かってきます。その不安に決して負けることなく、自分なりの対処法をもって打ち勝っていってほしいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
2023年 6月 1日 コミュニケーションのメリット
こんにちは。今年から新宿校大学受験本科の担任助手となりました1年の黒田です。
4月・5月が終わり皆さんはよく話す人などはできたでしょうか?
私は生来コミュニケーションが非常に苦手なタイプでした。浪人でもその性格が変わることはなく7月まで浪人生同士で話したことが一度もありませんでした。
チームミーティングでは、出席はするものの、1人で下を向いて課題を熟すというのが殆どで、第一志望を合格する上で人と付き合うことはマイナスにしかならないと思っていました。
確かにそういった側面が無いとは言いきれません。けれど、それ以上に人とコミュニケーションをとることの利点は多いと私は思います。
私の対人コミュニケーションの軸となったのは同じチームミーティングのメンバーでした。
夏に入った辺りから、彼らと少しずつ会話をするようになり、模試の分析を共有したり、勉強法について話し合ったりと互いと高め合うことができ、登校する際のモチベーションや日々の良い刺激になりました。
しかし、最大のメリットは競争相手を見つけることができたという点だと思っています。普段の受講ペースは勿論、模試の点数やライブ授業でのテストの点に至るまで、何の点においても絶対に抜かれまいと自然に勉強をすることができました。
また、自分と近い実力をもつ人を見つけることで、「そろそろ家に帰りたいけど、あいつはまだやってるからもう少し頑張ろう」というように自分を引き締めることにも役立ちます。
一方で、相手に勝つことばかりに夢中になってしまい、本来の自分の目標から外れてしまったり、互いの足を引っ張りあってしまうような関係になってしまう可能性も当然あるでしょう。
自制心をもち、競争相手をもつことの正負両方の側面を理解した上で、他の人達と上手く付き合ってみてはいかがでしょうか?
2023年 5月 31日 上京勢の予備校生活
こんにちは。早稲田大学教育学部理学科生物学専修1年の反町です。
私は昨年3月に新潟から上京し、学生寮で浪人の1年を過ごしました。一人暮らしへの不安はありましたが、「環境から変えないと、自分の意志の力では変われない」と思ったので、不合格が決まってすぐに東京の予備校を探しました。ここからは私の1年間の様子を簡単に紹介します。
まずは勉強面について。
私は高校生の時、受験勉強はおろか学校の勉強すら殆どしていなかったので、4-5月は受験勉強の仕方や勉強時間に慣れることを大きな目標にして、より多くの基礎知識について、納得しながら覚えました。この頃は本当に基礎的なことを勉強していました。
本格的に模試を受け始める頃になると、志望校との距離が遠いことに気付いて焦りましたが、結局しなければならないことは基礎的なことのインプットだったので、勉強の方向性は変えませんでした。夏・秋は志望校の合格得点を意識し始めながらも、淡々と勉強しました。12月頃から徐々に点数が上がっていき、実力が高まっていくのが楽しかったです。
次に生活面について。
浪人生活の中で大変だったことは、睡眠・満員電車・自己管理です。
睡眠は、普段寝慣れていないベッドで寝なければならず、夏頃までは眠りが浅かったり夜中に何度も起きたりして十分に眠ることはできませんでした。早く就寝する等して、十分な睡眠時間を確保して、しっかりと頭と体を休めることをお勧めします。
満員電車は周知の通り、何はなくとも疲れます。私の場合は車内で勉強することで周りの人を気にしなくできたので勉強していましたが、普段と比べると集中度は落ちてしまい、ただ疲れるだけになってしまうこともあるので、電車内では読書したり音楽を聴いたりなど、趣味の時間にするのもいいと思います。
自己管理については、毎日の時間管理はもちろんですが、私は一度勉強に対するモチベーションが下がり勉強しなくなってしまうと、次はその勉強しなかった自分が嫌になりさらにモチベーションが下がる、という悪循環に陥りやすく、また人には言えなかったので大変困りました。
そういう時は、とりあえず東進に登校することで自尊心を上げ、悪循環が起こってしまう寮から強制的に抜け出すことにしていました。そうしようと決めてもなかなか上手くいかないこともありましたが、この方法のおかげで1年間やり遂げることができたと思っています。
最後にメンタル面について。
一人で孤独じゃないの?と思う方が多くいると思いますが、志望校合格に向け毎日精進していると、孤独だとか寂しいだとか考えている暇がありませんでした。とはいえ、毎日ただ机に向かっているだけというのも無理な話なので、週に1回程度趣味を思いきり楽しむ時間を設け、メンタルヘルスを向上させるのも受験にとって必須です。ちなみに私は毎週日曜日にランニングをしていました。
ここまでの簡単な紹介はいかがだったでしょうか。地方にお住まいで浪人するかどうか、上京するかどうかで悩んでいる人や、今まさに上京したての人にとって、僅かでも助けになれば幸いです。