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2023年 9月 14日 合っていると思えるのに減点された問題こそ注意
こんにちは。東京大学法学部3年の久留です。
今回は、過去問などの記述問題で、「模範解答や採点基準を見て、自分では合っていると思えるのに減点された問題こそ、注意深く分析すべきである」ということをお話しします。
模範解答や採点基準を見て、自分の答案が自分でも明らかに間違っていると思える場合には、その結果を素直に受け入れ、次に出た時の対策に取りかかりやすいと思います。
ところが、自分では合っていると思えるのに減点された問題は、減点を受け入れるのにプライドが邪魔します。そして、「塾の採点者が未熟だから減点されているが、入試の採点者なら正しいと分かってくれるはず」などという思考に行くことがあります。そのため、次に出たときのための対策に移れず、入試でも同じような減点を受ける危険があります。
ですから、合っていると思えるのに減点された問題は、プライドを傷つけられたイライラを抑えて、採点基準と自分の答案を照らし合わせてよく分析し、どういう風に書けば減点されずに済むのか考えてください。
私のミスを、参考までに下に挙げるので、同じことをしていないか確認してください。
・自己流の表現を使っている(教科書や単語帳の表現を使うと減点が減った)
・下手な言い換え(採点者からすれば、言い換えでニュアンスが変化しすぎて何の言い換えをしているのか分からない。問題文の書き写しの方が点数につながる(特に現代文))
・キーワードは書けているが書く順番が模範解答と違う(採点者からすれば論理関係を取り違えているように見える。問題文通りの順番で書くと減点がない(特に現代文、英語の要約))
こういう地味な努力で、小さな減点が減り、合計すると30点くらい軽く上がることもあります。頑張っていきましょう!
2023年 9月 13日 毎日勉強をするために意識していたこと
こんにちは!早稲田大学商学部1年の河﨑樹です。
私が毎日勉強をするために,意識していたことを紹介していきたいと思います!
意識していたのは、①自分を知る ②今に集中する の2つです!
具体的に説明していきます。
①自分を知る
自分を知り,自分に合った学習スタイルを確立していきましょう。
今まで勉強してきた皆さんなら,自分の得意,不得意が段々わかってきたのではないでしょうか。例えば,私は電車で勉強するのが得意ではない,一方塾の自習室では非常に集中して学習に取り組むことが出来るなどです。これを知った上で,自分は電車での学習を減らすために,自習室で学習を完結するようにしていました。自分に合った勉強法だったので,継続的に取り組むことが出来たと思います。
たった一つの合格法はないです。自分をよく理解し,自分ができる範囲内でどこまで合格に近づくことができるのかを考えましょう。
②今に集中する
取り組まないといけないものが増え,うまくいかないことも増えるだろうこの時期,不安がたくさんだと思います。こんな時,自分が去年意識していた言葉は「今に集中する」です。不安を解消するのは勉強しかありません。未来のことを考えても何も変わらないので,とにかく今に集中しましょう。今に集中することを積み重ねていけば,きっと成果が出るはずです。
以上私が毎日勉強をするために,意識していたことでした。参考になればいいなと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
勉強頑張ってください!
2023年 9月 3日 解き直しの方法
こんにちは!担任助手一年の横山です。
8月も終盤に差し掛かり、受験期に2つあるうちの最初の模試ラッシュが終わりました。中には4週連続模試だったなんて言う方もいると思います。そこで今回は、模試の復習についてお伝えしようと思います。私が理系だったこともあり、特に理系の方の参考になれば幸いです。
私が模試の復習、特に理系科目の復習で最も重要だと考えていることは、解き直しです。
ここで意識してほしいのは、以下の3つのポイントです。
①受験中に十分に解くことができなかったと感じた問題に絞る
②解答解説を見る前に解き直す
③十分に考えたと思うまで時間をかける
①を意識する目的は、時間の制約です。特に8月や10月、11月の模試が多い時期は、全ての問題をじっくり解き直す時間はありません。限られた時間の中で優先順位をつけて学習することは、受験において必須となります。
②と③を意識することは、模試の目的でもある現状把握のために重要だと考えています。模範解答とその思考プロセスをすぐに見てしまうと、自分が今どこでつまずいて間違えたのか、自分の発想はどこが良くなかったか、正解に至るには自分に何が足りなかったかが見えにくくなってしまいます。不正解が理解の不足によるものなのか、時間の不足によるものなのかを見極めることも重要です。時間を十分にかけて問題を解き、それぞれの設問に対して自分の考えを持った後に模範解答を見ると、模試を十分に活用できるでしょう。現状の把握が今後の学習計画の指針を決める手掛かりとなるので、これから効率的に学習するうえでも、この意識は必要だと思います。
さらに③をすることで、もう一つメリットがあると考えます。それは、成功の体験を作ることです。受験本番のメンタルを保つために、成功の体験を作って自信に繋げることが必要だと思います。模試の結果もその一つですが、“時間をかければ解けるんだ”ということを知るだけでも、自信につながります(もちろん時間内に解くトレーニングは欠かせません)。志望校の問題を解くと、初めのうちは手も足も出ないことが続き、本当に自分はこんな問題が解けるのだろうかと不安になってしまいます。時間があれば解けることを知れば、少しは問で意への抵抗感が和らぎ、前向きに学習できると思います。
受験本番まで半年となり、マンネリ化してくる頃ですが、それでも強い心で続けた先に合格が待っています。応援しています!
2023年 6月 16日 夏に気を付けて欲しいこと
こんにちは。担任助手一年の加藤です。
連日の雨や屋外と屋内の寒暖差で体調を崩しやすい季節となりました。また、早いもので、浪人生としての生活が始まって早くも三か月が経とうとしています。今回はこの時期に気を付けてほしいことについて二つお話ししたいと思います。
まず一つ目は、生活リズムを崩さないことです。
そろそろ学校という縛りがない生活に慣れが出てきて、早寝早起きの習慣がみだれてきていないでしょうか。確かに、イギリスのとある研究によると、早起きが得意な「朝型」と、日が沈んでからのほうが活動の能率が高くなる「夜型」は遺伝子レベルで決定されるため、自力で変えることができないとされており、夜型の人にとっては大変なことかもしれません。しかし、皆さんご存じの通り、模試や入試は、通常、午前中それも九時から十時ごろに開始されることが多いのです。では、模試や入試の日だけ気を付ければよいと思う人もいるでしょう。残念ながら人間の体は順応が遅く、物事の習慣化には最短一か月、長ければ半年以上かかってしまうとされています。さらに、頭の動きが活性化されるには二時間ほど必要とされています。
どんなに努力を積み重ねても、それはあくまで過程であって、試験では当日の解答のみで合否が判断されます。第一志望の受験日に最高のパフォーマンスができなければ結果に反映されないからこそ、今から試験当日を意識して学習以外に、生活習慣を改善することも心がけておいて欲しいです。
二つ目は、基礎事項の復習です。
学習ペースが速い人は、受講やインプットが終了し、そろそろ過去問などの演習フェーズに移行しようかという時期ですね。地道な作業の繰り返しである基礎事項の学習から自分の学力の尺度としやすく、効果が数字に表れる演習に移行すると楽しくなって後者にばかり取り組んでしまう気持ちは分かります。しかし、人間は忘れる生き物です。せっかく積み上げた土台の積み木もメンテナンスを怠れば、上にいくら様々な積み木を乗せようとも、土台から崩壊し、高く積み上げていくことはできないのです。
特に英語はその特徴が顕著に現れます。基礎である単語や熟語、文法は復習を怠ると頻度の低いものから順に忘れていきます。英語はそれら基礎事項を組み合わせて初めて理解できるものです。受験当日まで基礎の確認は毎日、怠らないようにしましょう。
夏は特に誘惑の多い季節ですが、志望校合格に向けて頑張っていきましょう。
私も全力でサポートしますので、なにか困ったことがあれば気軽に声をかけてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
2023年 6月 15日 できるようになったことを記録しよう
こんにちは!東京大学法学部3年の久留です。
今回は、「できるようになったこと」をきちんと意識しようということを伝えたいと思います。
皆さんは、今日できるようになったことは何かと問われて、すぐに思いつきますか?
できるようになったことを意識している人でなければ、すぐに答えられないのではないかと思います。
合格点を取るという目的を達成するためには、どうしても現状維持が弱点克服と並んで大きな柱となってきます。
そこで、「できるようになったこと」と「なぜできるようになったか」ということをしっかり記録しておけば、その分野を維持するためにはどのような勉強法でやるべきかが一目瞭然になります。そうすれば、効果的な維持のための勉強を継続的にできますし、もし、その分野に時間をかけられなくて少し力が落ちても、回復の仕方を一から探らなくてよくなります。
また、「できるようになったこと」の記録は受験勉強の漠然とした不安を拭ってくれます。毎日勉強しているのに、成長を自覚できなければ、この〇ヵ月何の力もついていない…という不安に陥ることもしばしばです。ですが、小さな成長でも「できるようになったこと」を記録していれば、毎日無駄に過ごしていたわけではないのだ、と根拠ある自信がわいてくると思います。
さらに、「できるようになったこと」がはっきりする分、できていないことが何なのかもはっきりしてきます。そうなれば、できていないことに集中的に時間がかけられるようになり、効率も上がります。
「できるようになったこと」を毎日記録するとなれば、記録する成長はかなり小さなものばかりになると思います。ですが、「できるようになったこと」と「自分が目的としていたこと」が合致するようになれば、そしてそれが合格点を取るという目標に直結するようになれば、成績が上がってくると思います。
少しずつ、合格しない理由を自分の中から消し、合格する理由を増やしていってください。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。