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2023年 9月 3日 解き直しの方法
こんにちは!担任助手一年の横山です。
8月も終盤に差し掛かり、受験期に2つあるうちの最初の模試ラッシュが終わりました。中には4週連続模試だったなんて言う方もいると思います。そこで今回は、模試の復習についてお伝えしようと思います。私が理系だったこともあり、特に理系の方の参考になれば幸いです。
私が模試の復習、特に理系科目の復習で最も重要だと考えていることは、解き直しです。
ここで意識してほしいのは、以下の3つのポイントです。
①受験中に十分に解くことができなかったと感じた問題に絞る
②解答解説を見る前に解き直す
③十分に考えたと思うまで時間をかける
①を意識する目的は、時間の制約です。特に8月や10月、11月の模試が多い時期は、全ての問題をじっくり解き直す時間はありません。限られた時間の中で優先順位をつけて学習することは、受験において必須となります。
②と③を意識することは、模試の目的でもある現状把握のために重要だと考えています。模範解答とその思考プロセスをすぐに見てしまうと、自分が今どこでつまずいて間違えたのか、自分の発想はどこが良くなかったか、正解に至るには自分に何が足りなかったかが見えにくくなってしまいます。不正解が理解の不足によるものなのか、時間の不足によるものなのかを見極めることも重要です。時間を十分にかけて問題を解き、それぞれの設問に対して自分の考えを持った後に模範解答を見ると、模試を十分に活用できるでしょう。現状の把握が今後の学習計画の指針を決める手掛かりとなるので、これから効率的に学習するうえでも、この意識は必要だと思います。
さらに③をすることで、もう一つメリットがあると考えます。それは、成功の体験を作ることです。受験本番のメンタルを保つために、成功の体験を作って自信に繋げることが必要だと思います。模試の結果もその一つですが、“時間をかければ解けるんだ”ということを知るだけでも、自信につながります(もちろん時間内に解くトレーニングは欠かせません)。志望校の問題を解くと、初めのうちは手も足も出ないことが続き、本当に自分はこんな問題が解けるのだろうかと不安になってしまいます。時間があれば解けることを知れば、少しは問で意への抵抗感が和らぎ、前向きに学習できると思います。
受験本番まで半年となり、マンネリ化してくる頃ですが、それでも強い心で続けた先に合格が待っています。応援しています!