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2022年 12月 12日 最後まで走り続ける

皆さんこんにちは。担任助手一年の牧瀬です。

本番もいよいよ近づいてきて、今皆さんはどのような気持ちを抱えているでしょうか。

「これまで精一杯やってきた。あとは本番を待つだけだ」と胸を張って言える人は少数ではないでしょうか。どちらかというと、「あれもこれも出来ていない、本番まで時間が足りない」と焦りや不安を抱えている人が大部分だと思います。

また、模試などを通して突きつけられる厳しい現実に対して、「こんなはずじゃなかった、本当はもっとこういうふうに…」と、思い通りにならない現実に落胆することもあると思います。これはむしろ目標を持って努力してきたからこそ味わう痛みだと思います。私も苦手意識を持っていた英語の点数が思うほど伸びず、現実にぶつかる度ごとに「あんなにやってきたのに」「やっぱりどんなにやってもダメなんじゃないか」という思いが絶えずフィードバックしていました。

そんな中で一つ、気づきを与えられる言葉がありました。皆さんは渋沢栄一という人物をご存知でしょうか。大河ドラマでも扱われていたので知っている方も多いと思います。私が受験生だった年にちょうど大河ドラマで放送されていました。私も全ての内容を追えていた訳ではありませんが、ふとした機会で見た最終回で印象的な言葉がありました。それは、

「棒ほど願っても針ほどしか叶わなかった栄一の人生。しかし栄一は走り続けた。」

という言葉でした。確か渋沢栄一の孫であった敬三の言葉だったと思います。渋沢栄一というと、数多くの事業を起こし近代日本の礎を築いた偉大な人物と捉えている人も多いと思います。しかし、実際の彼の人生を見ると挫折の連続でした。夢や理想を抱いて行動しても思い通りにならない現実にぶつかり、落胆するようなことも多くあったでしょう。しかし彼は立ち止まりませんでした。彼は人生の最後の瞬間まで走り続けました。

受験のことに話を戻します。これから皆さんは本番に向かっていきます。そして受験が終わるその瞬間まで思い通りにならないことはおそらくいろいろ起こってくると思います。しかし受験が終わる最後の瞬間まで走り続けてください。合格の可能性を少しでも高める一歩を踏み出し続けてください。受験が全て終わってから精一杯頑張った自分を労ってあげてください。今は冷静に状況を分析して、出来ることから一つずつ取り組んでいきましょう。応援しています。