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2021年 10月 21日 当然に対する疑問
こんにちは!担任助手3年の稲田です
突然ですが、ある直線に対し、その直線外のある一点を通る、平行線は何本引くことができるでしょうか
実際紙に書いてみると、絶対に一本は引けますが、二本以上は引けないですよね
これは、ユークリッド幾何学の第五公準といって、皆さんがこれまで学んできた、算数や数学の基礎となる前提の一つで、感覚的にも当たり前と思えるのではないでしょうか
しかし、ある数学者たちは、当然とされてきたことに疑問を持ち、これを否定する幾何学を発見しました。それが、双曲幾何学や球面幾何学といった、非ユークリッド幾何学と呼ばれるものです。非ユークリッド幾何学の発見は、幾何学の大きな発展に繋がり、相対性理論や宇宙理論、建築学など幅広い学問分野において影響を及ぼしたそうです。
世の中で、当たり前に正しいとされていることも、実は完全に正しいわけではなく、疑問をもつことで、新たな発見があるかもしれません。
ところで、皆さんは、どのような方法で、日々の学習をおこなっているでしょうか
今行っている学習方法が、「当然に」最も良いと思っていませんか
本当にそれが、最も良いのかもしれませんが、そうではないかもしれません
最も良い学習方法は、目標や、現時点での状態、試験までの残り日数などによって、変化するものであり、どのように学習するのが最も良いのかを、常に考えて学習するべき、と考えています。
今回のブログは、皆さんが、日々の学習方法について、再度考える契機になれば良いなと思ってい、書かせて頂きました。
これから寒い日々が続きますが、体調管理には気をつけていきましょう