計画は守るものではなく変えていくもの | 東進ハイスクール 新宿校大学受験本科 大学受験の予備校・塾|東京都

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2021年 7月 16日 計画は守るものではなく変えていくもの

こんにちは。担任助手1年の古屋です。

現役でも浪人でも、受験において夏はよく「勝負の時期」と呼ばれます。もちろんこの時期だけで全てが決まるわけではありませんが、この時期に自分のやるべきことを積み重ねられた人とただ惰性のまま過ごしてしまう人とでは後々大きな差ができてしまうことも事実です。

そこで今回は夏をしっかり有効に使い、着実に志望校合格へと近づくために、「計画」について少し話したいと思います。

まず、「計画」とひとくくりにしましたが、計画とは別に勉強に限ったことではありません。朝何時に起きるために今日は何時に寝る、何時までにこれを終わらせなくてはいけないからご飯は20分以内で食べる、なども立派な計画であり、日常生活は計画に溢れています。

そんな「計画」を制するものは、1日を制し、受験を制し、人生さえも制してしまうと言っても大袈裟ではないと僕は思っています。

皆さんはこんな経験がありませんか?

①「やるべきことがたくさんありすぎて、時間はあったはずなのに手がつけられずに今日は何も進まなかった」

②「計画を立てたが全然その通りに進まずに明日にまわす、の繰り返し」

③「1日1日自分のできる範囲で進めようとしてコツコツやっていたが、締め切りまでに間に合わなそうになって結局最後に詰め詰めになってしまった」

それぞれの失敗の原因を考えてみると、

①は「計画を立てていない」

②は「計画の変更ができない」

③は「計画が長期的な目標に沿っていない」  

だと考えられます。

このように、ただ計画といっても大切な要素がたくさんあるのです。

 

それぞれについて僕なりの改善の方法を話します。

まずは①です。やるべきことが多い時は、僕ならまずそれらに全て優先順位をつけて紙に書き出し、整理します。そしてその時にかかる時間を大体でいいのでメモしておきます。あとは自分に残された時間を考えて、すべきことを枠に埋めていくだけです。きちんと計画を立てると、今だらだらしたら終わらなくなってしまうということがわかるので今から始めなければ!と、だらだら防止にもつながると思います。

次は②です。これは特に大事なのでタイトルにも書きました。もちろん計画を守ろうとすることは大切ですが、自分にとって無理な計画を立て続け、失敗し続けるのはモチベーション的にも逆効果です。なので、何回もやるべきことをこなしていく中で「サボらず、余裕がありすぎないちょうど良い計画の立て方」を学び、その都度計画を作り替えていくことが大切です。それができるようになると、時間の使い方がうまく、ストレスも少なく物事をこなしていける、いわゆる「できる人」になっていきます。

最後に③です。そもそもなぜ計画を立てるのかというと、期日までにやるべきことを終わらせるためです。なので、1日の中の小さなやることではなく、何日も何週間もかかる事をする時には、期日までに終わるような計画を作る必要があります。さらに、②でも述べた通り、この長期的計画でさえも、その都度変えていく必要があります。

ただ、計画というものは立てるのに初めはかなり時間がかかります。そんなことに時間を使うくらいなら他の勉強を進めたほうがマシだと考える人もいるでしょう。

ですが僕は、「受験で一番面倒くさいことは計画を立てることで、受験で一番大切なことも計画を立てること」だと思っています。受験本番までに間に合わなかったら自分だけ試験を先延ばしにしてもらうなんてことはできないのです。限られた時間の中で自分に必要なことをどれだけできるのか。これには言うまでもなく計画が不可欠です。

それに、慣れてくると計画を立てる時間もスピードupしていきます。夜寝る前の10分で明日の計画を立てられるようにもなるでしょう。長期的な計画ならば一週間に一度見直すだけでも十分です。

計画で自分の人生が縛られると考えないでください。逆です。計画を作ることで時間を自分の思うままにコントロールし、人生を理想のものへとしていくのです。

最後でなぜか宗教チックになってしまいましたが、決して怪しい勧誘のものではございません笑

最後まで読んでくださりありがとうございました。

自分なりに一歩ずつ頑張っていきましょう!