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2018年 10月 25日 インド留学で得られたこと~夏SHR振りかえり~

こんにちは、東京外国語大学国際社会学部の袴田です。

11月に入り、二次試験の模試などもあり、緊張感も高まっているでしょうか。

 

私は昨年度、インドに4か月間語学留学をしてきました。

今回は夏に行ったSHRの内容「インド留学BEFORE AFTER」を振り返り、「インド留学で得られたこと」について中心に書きたいと思います。

 

インド留学を通して得られたこと。

それは、「自分の持つ価値観をより客観的に認識することができた」ということです。

 

「インドに行くと、価値観が変わる」と言われることがありますが、私の場合、変わるというよりは認識するという言い方の方が近いです。物事を今までとは異なる視点で捉え、自分を見つめ直す4か月間でした。

 

外国での生活では日本で当たり前だと思っていた日常とは異なります。インドの場合は、水や電気が急に途絶えたり、治安面から夕方以降1人で外に出ることを制限されたり、部屋にネズミが侵入してきたりなど、極端な例ではありますが、日本では想定しないようなことが起こり、毎日が新鮮で新しい発見がありました。そのような状況だからこそ、私は自分の妥協できる限界はどこなのか、人生の楽しさをどこに見出すのか、生活における優先順位など、今まで知り得なかった自分の価値観を知る機会が多くありました。

 

自分の価値観は生活環境によってだけでなく、多国籍の友人との交流によっても認識しました。日本国内、特に大学内にいる限りは、ある程度はバックグラウンドが似ている人と話すことがほとんどでしたが、留学中はインド人だけでなく欧米や中東の人ともディスカッションする機会が多くありました。彼らとは人種や宗教、育ってきた環境も全く違うからこそ、考え方や価値観、性格も異なります。だからこそ、自分にはなかった考え方を知り、自分の価値観と比較することが出来ました。

 

このように、今まで経験したことのないことを経験し、出会ったことのない人と出会えることは、留学における良さの1つであり、それによって自分がどんな人間なのかということに気付くことが出来ます。

 

たった何ヶ月かの留学で性格が180度変わるということはあり得ませんし、私自身の成長も留学だけが理由ではないと思いますが、少なくとも1つの要因であると確信しています。

 

皆さんの中でも、大学に入ったら留学したいと思う人も多くいるでしょう。

ちなみに私は元々、留学はせずに卒業しようと思っていた人間でしたが、3年生になって現地に行ってインドの言語や文化を学びたい、自分の曖昧な将来の方向性を明確化させたいとの思いから、直前に決めたという次第です。

今から留学したいと思っているのであれば、地道に計画を立てておくことをお勧めします。早くから始めれば、「何のために留学に行くのか」をより具体化することができ、それが奨学金獲得につながることもあります。

 

留学することで自分の視野が広がることは事実です。留学したい人もそうでない人も、受験生の皆さんは目標に向かって勉強に励んでいってください。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

担任助手 袴田