ブログ
2024年 7月 15日 議論、していますか?
こんにちは!担任助手1年の徳丸です。
7月も中旬になりましたが、春から続けてきた受講も終わりが見え、過去問も始める頃でしょうか。
あえてこのタイミングで質問しますが、
授業や解説を聞いてただ分かった気になっている部分はありませんか?
先生方は授業がうまいので、授業についていけば分かった気にはなれます。
ですが、分かったつもりのことを問題で問われて答えられないことがあるのは、
それを自分でよく考えることが不足しているからです。
同じ授業を受けたはずなのにテストなどで出来不出来が分かれるのもこれが原因です。
では、どうすればよいのか?
キーワードは「議論」だと思います。
ここで言う「議論」は自分との議論、友達や先生との議論、問題との議論など広い意味で使っています。
議論を重ねて理解の穴を一つ一つ埋めていくことで積み上げてきた基礎はより盤石となり、その上に志望校対策の効果がどんどん積みあがっていきます。
目安として、授業や問題について先生のように説明できるようになることを目標にすると良いと思います。
では具体的にどう「議論」するのか、先ほど挙げた3つの議論についてそれぞれ説明してみます。
<自分との議論>
分かった気がしたことを自分の中のなぜなぜ坊やに説明するイメージです。
「なんでその式変形をしようと思ったの?」
「なんで本文のここを根拠にしたの?」
この繰り返しで、思考を言語化して頭を整理しつつ、なんだか曖昧だなあと思うところを潰していけば、かなりの理解度に到達できます。
紙に書き出すのもいいと思います。
<友達との議論>
勉強したことを友達と議論し合うのはとても有益です。
分からない所を質問し合うのもよし、一緒に問題を解くのもよし。
他者の存在が、自分一人では気づけていなかった理解の穴に光を当ててくれます。
自分の考えを説明する中でもし詰まったら、そこが補強すべき弱点です。
友達の説明を聞けば、それまで持っていなかったアプローチの仕方が手に入るかもしれません。
でも雑談に流れないようには注意してくださいね!
<問題との議論>
やることは問題演習ですが、一度問題を<自分との議論>のなぜなぜ坊やや、<友達との議論>での友達を問題に置き換えて考えてみてください。
問題は”ある事柄”について理解を深めるのに役立つ「なぜ?」を提示してくれているのです(文字通り”問題”ですね)。
ここからは自分や友達との議論と同じです。
説明してあげるつもりで解き、詰まったところは改めて補強してください。
さらに踏み込んで、”ある事柄”とは何なのか?なんて考えていると出題者の意図まで見えてくるかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、この文章のメッセージは
「演習に入る今だからこそ、日々の勉強に”議論”を取り入れてみてほしい」
ということです。頑張ってください!!