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2021年 1月 5日 諦めず慢心せず
こんにちは。東京工業大学の後岡です。
年も明け、いよいよ受験本番が近づいてきました。皆さんが同じ過ちを起こさないよう、私が実際にやってしまった受験の失敗とそこからどう立て直したかを書きます。
すべり止めとして受けたある私大の結果は最悪です。自分が持っている学力よりも明らかに低いと考えていたその大学の問題を、全く解くことができませんでした。英語は1文も理解することができず、数学では式を立てることすらできなかったことを今でも思い出せます。こうなってしまった原因は受験に行く姿勢だと考えています。その私大を受けた時は明らかに余裕ぶっていました。落ちた手前、恥ずかしいですが、「受けに行ってやるよ」といった気持ちでした。こういったものは自信とは言わず、慢心と言うと思います。当時の私に声を掛けるとしたら「慢心するな。真剣に、全力でいけ」と言いたいです。
その私大を受けた当日は、不合格を確信し落ち込んでいました。ただ翌日には心機一転、負の感情を完全に払拭しました。すべり止めを失敗したのは痛いが、本命には絶対受かる。この思いでひたすら勉強しました。このメンタルの切り替えが勝負を分けたなと思います。
さらに私の経験談なのですが、第一志望であった東工大の試験、物理の問題は全くわかりませんでした。頭の中が真っ白になりこれ以上ないほどに焦りました。これは失敗と言うより運かもしれませんが、運も実力のうちと言われるのが受験の世界です。もっと重点的に対策しておけばとか、あの参考書を一瞬でも見ておけばとか思っても、遅いのです。学力は試験の始まる前までで決まっています。でも諦めませんでした。1年間という時間を勉強に捧げたのに、諦めることなんてできませんでした。白紙だと可能性がゼロなので、あてずっぽうでも空欄を埋めました。得点開示した結果、点数はひどいものでしたが、なんとか合格しました。諦めずに、前を向いたおかげだと思っています。
受験が始まると、予期せぬ様々な困難にぶつかることもあると思います。苦しい、辛い、悲しい、寂しい。このような感情になってしまうこともあるでしょう。しかし、決して歩みを止めないで下さい。前を向いて、一歩踏み出す。その一歩がどんなに小さな一歩でも、前に踏み出しさえすれば、勝利が近づきます。
応援しています!