苦手を楽しむこと | 東進ハイスクール 新宿校大学受験本科 大学受験の予備校・塾|東京都

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2023年 5月 5日 苦手を楽しむこと

 こんにちは!担任助手3年の古屋亮です。

 新たに1年がスタートしてから早くも1か月が過ぎ、受験まで使える時間の1/11が既に終わってしまったことに焦りを感じている受験生、特に浪人生は多いのではないでしょうか。何も考えずに日々を過ごしていると1年なんて本当にあっという間です。計画を立て、1日1日を大切にしながら努力を積み重ねていきましょう!

 皆さんは、勉強することは好きでしょうか。それとも大嫌いで、受験勉強も嫌々しているのでしょうか。世間一般からみれば、後者が大多数を占めているであろうと思います。大学の友人や親などに聞いても、受験生時代に戻れるとしても絶対に戻りたくないと言う人がほとんどでした。そんなに辛い勉強を1年間やり続けるのって本当に難しいことなのだと思います。ただ、視点をちょっと変えるだけで物事は大きくその見え方を変えます。今回は1年の始めということで、辛く苦しい時期であろう浪人の1年間を乗り切るためのちょっとしたコツを、僕の経験ももとに話したいと思います。

 結論から言ってしまうと、そのコツとは、「楽しむ」という要素を勉強に取り入れるということです。好きじゃない勉強をどうやって楽しめばいいんだ?という声が聞こえてきた気がします。そこで今から僕が実際に行っていた勉強の楽しみ方の例を少し紹介させてもらおうと思います。

 

①受けた授業数、解いた問題数などをゲーム感覚でカウントする。

 東進であれば映像授業、東進以外であっても問題集などがあったりと、苦手教科でやりたくはないけれど、受験勉強としてやらなければならないものは沢山あると思います。それらをこなした数をカウントし、例えば20個こなすごとにレベルが1つあがる(今思い返すと中二病っぽくてめちゃくちゃ恥ずかしい)というようなことをやっていた時期がありました。どんどん先に進めたくなるゲームと同じ感覚で、進んでいる実感を楽しみながら勉強することができます。レベルではなくとも、切磋琢磨し合える友達がいればその友達と授業や問題集の進度で競ったりするのも同じ効果があると思います。

 

②できなかったことができるようになることを楽しむ

 勉強の簡単な記録や、模試結果などを残しておくと、以前と比較したときの成長度合いを認識することができます。前にできなかったことができるようになる楽しみを覚えてしまうと、もう受験勉強なんてこっちのもんです。苦手な教科でさえ、いや苦手な教科ほど、できないことができるようになる経験が沢山積めると思うので、苦手な勉強が不思議なほど苦痛じゃなくなってくるはずです。さらに受験勉強に限らず、日常や生きていくうえで嫌なこと、苦手でやりたくないことさえも、このマインドで楽しく取り組むことができるようになるのでおすすめです。

 

③背景知識を知ることや、物語を読めることを楽しむ

 これは主に国語や英語での楽しみ方だと言えます。古文や漢文、英文での文章にも、面白い話やためになる話は沢山あります。今までは日本語で読める分のお話(人口で考えると世界の1/60以下)しか触れることができなかったわけです。しかし多言語を覚えることで、その言語を使っている地域の文化や考え方に触れることができます。自分の世界が広がっていくのを感じるのは僕にとってとても楽しいことでした。これは僕がもっとも苦手だった英語を勉強するモチベーションの1つになっていました。

 

 このように、考え方1つを変えるだけで、本来嫌なこと、苦手なことであるはずの勉強が、楽しい娯楽へと姿を変えることもあるのです。楽しみ方を考えるという楽しみ方さえもあるかもしれませんね。今回紹介したのは楽しみ方のほんの一部にすぎません。みなさんも自分なりの苦手な勉強の楽しみ方を探し出し、楽しみながら一年間勉強をやりきってほしいなと思っています!頑張りましょう!応援しています。