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2019年 8月 12日 結果を出すか出さないか、その分水嶺
こんにちは。東京大学教育学部3年の小川です。
突然ですが、みなさんに質問です。
受験に限らず、またどんなに小さいことでも良いです、これまでに何かしら工夫をしてみて、そしてそれが成功した経験はありますか?
ほとんどの人が、何かしら1つくらいはあるんじゃ無いでしょうか。
ちょっとしたことで良いんです、人前で話し始めるときに沈黙を作ってみる、とか。
その上で、さらに問いかけます。
その上手くいった工夫を、あなたは今も継続していますか?
リーダーシップ論の専門家であるジョン・マクスウェル氏は、結果を出すか、出さないか、その分岐点として、この「成功事例の継続」の有無を挙げています。
結果を出す人間は、結果を出せない人間がたまにしかやらない良い行いを、息をするようにやり続けている。それゆえに結果を出し続けられている。
と彼は言います。
もちろん、これが結果を出すための必要十分条件であるというつもりはありません。ただ、重要な必要条件の1つではあるでしょう。
さて、改めて、一度これまでの浪人生活を振り返ってみてください。
どうでしょうか、一回上手くいったきりで満足してしまい、その工夫を継続せずにいることはありませんか?
もしあるのなら、すぐにまた再開しろとは言いませんが、確認して欲しいことが2点あります。
・なぜそれを継続できなかったのか、いかにして今後は継続できるのか
・今また再開するとして、さらに何かブラッシュアップはできないか、もしくは他の分野への応用はできないか
上の2点を確認し、その上でまた今後の学習や演習にうまく組み込み続けてほしいなと思います。
スポーツの世界において、スランプに陥ったときには、結果が出ていた調子のいい時期の自分自身のフォームを確認し、現在のズレを修正しようと試みることがあります。
みなさんも、時として過去を省みる時間を設け、過去の自分から学び取ることを忘れないでください。
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
小川