浪人生の読書の意義 | 東進ハイスクール 新宿校大学受験本科 大学受験の予備校・塾|東京都

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2020年 8月 17日 浪人生の読書の意義

こんにちは!担任助手1年の長谷です!

 

私は暑いのが苦手なため、眩暈がするような暑さに打ちひしがれています。笑

 

前回のブログでは、学部についてと受かっている浪人生の共通点について書きましたが、今回は私が浪人生時代に読んだ本の中で面白いと思ったものを紹介します。

 

今回紹介するのは「若い読者のための哲学史」という本です!!

この本は古い時代から現代にかけて様々な哲学者を紹介していくことで哲学史の流れが分かる本でした。世界史を勉強しているので、表面的な哲学者についての知識は持っていますが中身を理解していない(倫理の授業を寝ていたことを後悔した)のでこの本を読んでみることにしました。その中で興味を持った哲学者を紹介していきます。

 

ジョン・ロールズ』という哲学者です!!

 

この哲学者は20世紀の人物なので知っている人も多いのではないでしょうか。またロールズが考えた『正義論』はマイケル・サンデルやウィルキムリッカなどの今日活躍している哲学者にも強い影響を与えています。

ロールズはすべての人々がより平等の富を与えられる状況を理想としており、裕福である人々は、たまたま運動能力が高いか知能が高かっただけで、つまるところそれはくじ引きで当たりを引いたにすぎないと考えていた。人よりも運がいいことを理由に人より、より多くを与えられることにはならないとした。

この問題は資本主義社会にいきる私達が最も現実的に直面している哲学的問題ではないでしょうか。私は不自由を感じる環境ではない中で育ったため、良い社会を考えるとき、自分自身の立場から偏見やバイアスがかかった状態で考えてしまいます。これは自然なことであり、誰もが人よりも自分のことを優先してしまうからです。自分の立場からしか物事を見るのではなく様々な視点で考えられる大人になりたいと思いました。

 

自問自答がたくさんできる浪人生の間に多くの本を読めたことはすごく良い経験だったなと私は思うので、是非興味のある分野の本を読んでみてください!!

 

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。