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2019年 7月 2日 模試の結果について

東京大学文科三類一年の佐藤大河です。

今回は模試(特に東大模試や京大模試などのいわゆる冠模試)の結果に対する私なりの捉え方について述べていこうと思います。

まず冠模試は基本的に、その模試の受験者の大半が、その模試が模倣の対象とした大学を受験しうる人によって構成されるはずなので、その模試における志望者内の順位は自らの合格可能性を示す指標として比較的明確なものになると思われます。そういった点で、個人的には、冠模試での順位が高かった時は同じ科類の志望者の大半に優っているという事実が示されたため、自信に繋がりました。そして、その自信があったからこそ本番でうまく立ち回ることができたと言っても過言ではないです。

一方で、模試には判定というものがあります。A判定やB判定、C判定などなど、志望者内の順位よりわかりやすく合格可能性を示しているように思われます。しかし、こういった判定は志望者内の順位という指標に比べて、自分の実力を正確に示すものではないように思えます。そもそもA判定といってもピンキリであって、非常にレベルが高い人もいれば、そこまでレベルが高いわけではない人もいます。さらにA判定でも落ちてしまう人は毎年必ずいるのです。某大手予備校に通っていた知り合いからもらったデータによると、A判定で落ちてしまう人の多くはA判定の中でも低い順位に位置していました。一方でA判定ではなくとも合格する人も当然います。実際に私は1月の東進の東大模試でC判定でしたし、今年理科三類に合格した某氏は同模試でD判定でした。したがって判定というものはあまり気にするべきではないと思います。

以上のことから、模試の結果では判定はあまり気にせず、順位を見ていくことを薦めます。順位が高いことによって自信が高まれば、自信が高まった状態で本番に挑戦でき、自分の解答を信用できるでしょう。本番でビビらないために、順位を可能な限り高めていきましょう。