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2024年 8月 15日 成績上位者に「なったつもりで」考える
こんにちは。東京大学法学部4年の久留雅乃子です。
暑くて登校するのも一仕事ですが、頑張っていきましょう。
今回は、模試が多い夏に意識してほしいことについて話したいと思います。
それは、「とても成績のいい人ならどうするんだろう」という視点を、模試で問題に取り組むときに取り入れてもらうことです。
どうしてもわからない問題があるとき、先生や担任助手に聞きに行くと、問題文を読み間違っていただけだったという経験はありませんか?
また、模試のときは全然わからなかったのに、答えを見たら、そりゃこの解法を使うに決まってるよなあ、なぜ気づかなかったのかな、と驚いた経験はありませんか?
こういうときに第三者の視点があると、一気にバイアスがなくなって問題文の読み間違いや方針間違いに気づけます。
では、なぜ、単なる第三者ではなく、「とても成績のいい人」を思い浮かべるのでしょうか?
それは、知識がないから解けるわけないというバイアスをなくすためです。「とても成績のいい人」は、もちろん何でも知っているわけではなく、自分がその時点で持っている知識を問題に合わせて変換して、どうにか正しく解いてくるものです。
特に、夏までに基礎固めを頑張ってきて、まだ成績がぐっと伸びるという段階まで到達していない人は、これを意識してほしいと思います。
そういう人は、「とても成績のいい人」と持っている知識の量はほとんど同じだと思うからです。
問題を見て、自分と知識量が同じの「とても成績のいい人」なら、まず自然に何を思いつくのかを考えてください。
自分ではなく「とても成績のいい人」の思考経路をイメージすることで視野が狭くなるのを防ぐことができ、出題者の「この考え方を使ってほしい!!」という意図に気づけることが増えると思います。
出題者は、誰も解けない「悪問」を出さないよう、あの手この手でヒントを出しているのですから。
頭がよくなるように勉強することも大事ですが、得点を取るということそれ自体も是非意識して、
この夏に自分至上の最高得点をたたき出しましょう!