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2024年 6月 1日 失敗と向き合って成功する

こんにちは、担任助手4年の坂本龍之介です。

皆さん、失敗したことはありますか?

人間は日々失敗を経験しながら暮らしています。

失敗と言えば、今後模試が返却され分析をする機会が増えていくと思います。

分析の目的は、自分が模試でやってしまった失敗と向き合うことです。

そして、その失敗を次の模試(あるいは本番)の成功に繋げるためのフィードバックの役割を果たします。

しかし、正しく失敗と向き合わないと効果は期待できません。

失敗に向き合う時に陥りがちな問題で、「Hot Stove Effect」というものがあります。

「冬の時期、猫が暖をとるためなんとなく温かい鉄の塊に近づきます。しかし、触ってみるとそれはやけどするほど熱かった。それ以降、火がついていてもついていなくても猫はストーブに近づくことはありませんでした」

これは、「一度の失敗でその物事に否定的なバイアスがかかる」という問題です。

その猫はストーブでやけどをして以降、無意識にストーブを避ける様になりました。しかし、火がついているストーブと火がついていないストーブのどちらも経験しないと「熱い」本当の理由は分からないのです。

勉強において、テストで失敗した苦手な範囲があると思います。

分析後、今後の計画を立てなければいけない時、人は無意識にそういった範囲を避けてしまいます。

そこで、こういったバイアスがあることを意識して、自分が避けていた範囲を探してみましょう。そして、その範囲の何が苦手だったのかを見極めてみる。そうすれば、自分が克服するべき本当の問題が分かるかもしれません。

失敗というものは誰しもがすることであり、恐れる必要はありません。

むしろ「失敗は成功の母」とはよく言われる言葉です。事実、この言葉通り、失敗を正しく振り返ることができれば未来の成功につながる確率は高いと思います。

皆さんも、正しく失敗と向き合い今後に活かしてください!