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2019年 7月 3日 夏までの勉強スケジュール
こんにちは、東大2年の蓮池です。
「夏は受験の天王山」とよく言われますが、なぜでしょう?
受験には理想的な合格のルートとされるものがあります。夏までに基礎を固めて秋から冬にかけて過去問を演習・研究し実戦力を養い入試にピークをあわせる、というのが王道といったところでしょうか。
現役生は基本的に時間がありません。文化祭や体育祭、日々の学校の授業などに追われてなかなか受験勉強をする時間がとれない。だから夏、時間があるときに頑張って基礎固めを終わらせなければならない。したがって夏で頑張れるかどうか、これが勝敗を分ける…すなわち「天王山」、といったところでしょうか。
浪人生は、現役生に比べて時間に余裕があります。その意味では、浪人生にとって夏は特別な意味を持っているわけではありません。
ただし、浪人生であっても夏までに基礎を固めるというのは同じです。秋以降過去問を演習・研究していく中で「知らない」ことがなるべく少なくなるように今のうちに勉強しておかないといけません。
そこで、浪人生に求められる夏までの過ごし方は、「基礎をこれでもかというくらい詰める」ことだと思います。
焦って色々なものに手を出さない。慢心してレベルの高すぎる問題ばかり解かない。
教科書。授業のテキスト。今までやった参考書。こういったものを何度も復習しましょう。理解が甘い部分があれば徹底的に勉強しましょう。
基礎は決して簡単ではありません。同時に基礎が本当に身についているかを確認するのも簡単ではありません。
入試でいう絶対落とせないレベルの問題。これくらいのレベルが基礎力の確認にちょうど良いと思います。
演習→復習→演習… というリズムで、基礎力に漏れがないか確認していってください。