夏の演習に向けて | 東進ハイスクール 新宿校大学受験本科 大学受験の予備校・塾|東京都

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2024年 6月 30日 夏の演習に向けて

こんにちは!早稲田大学2年の若杉沙羅です。

今年度に入り3か月が経ち、あっという間に7月ですね。雨の日も多いですが、皆さん毎日の勉強は継続して行えていますか?

多くの人が受講や参考書を使った基礎的な勉強を春から始め、夏ごろを目安に演習に入りたいと考えているのではないかと思います。

今回は、演習を中心的に行う段階に入る前に改めて意識してほしいことについて話します。

私が、演習を行う上で最も大事だと考えていることは、基礎力がある程度身についているということです。

演習問題を始める最初の段階で志望校合格に必要なだけの学力が身についている必要はありません。演習を行いながら、分析、修正を繰り返すことで徐々に志望校合格レベルまで学力を上げていけばよいのです。

しかし、基礎力が身についていなければ、自分自身の課題点や問題傾向などを正確に分析していくことが難しくなってしまいます。

例えば、英語の長文読解問題において、基本単語が覚えられていない状態で演習を行っても、改善点は単語力以上のことが見つけられません。構文が早く正確につかめない、速読力がないと言った問題点は単語をある程度覚えることでようやく見えてくるようになってきます。単語のような基礎学力の定着が遅くなれば、その分だけ他の課題点を修正していく時間が無くなり、本番までに対処ができないかもしれないのです。

もちろん、基礎学力が完璧になっていなければ演習に進んではいけないというわけではなく、演習期に入ってからも基礎学習は継続していく必要があります。ですが、演習することでより自分の状況を正確に分析していくためにも、あと残り少ない基礎学習期間で出来ることはないか考えてみてください。

時間は有限です。

志望校合格のためにするべきことが何か考えて勉強を行っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。