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2024年 7月 4日 受験に「人付き合い」は必要?
こんにちは。担任助手2年の黒田です。
最近、またコロナウィルスが流行ってきているようですから、くれぐれも気をつけましょう。
さて、4月・5月・そして6月が終わりに近づいてきましたが、皆さんはよく話す人や仲の良い人はできましたでしょうか?
私は生来、対人コミュニケーションというもの全般が非常に苦手なタイプでして、当然浪人でもその特質が変わることはなく、7月ほどまで誰ともまともに話したことがありませんでした。昼休みの教室の雰囲気に耐えきれず、いつも昼は校舎外へ赴き一人で食べていました。
「第一志望を合格する上で、人と付き合うことはマイナスにしかならない」と私は思っていたのです。確かにそういった側面が無いとは言いきれません。けれど、それ以上に人とコミュニケーションをとることの利点は多いと私は思います。
最終的に、私の対人コミュニケーションの軸となったのは、同じチームミーティングのメンバーでした。最初の数ヶ月はチームミーティングに出席はするものの、会話にはほぼ混じらず、1人で下を向いて課題を熟すというのが殆どでしたが、メンバーの一人から食事に誘われたのを皮切りに、夏に入った辺りから少しずつ彼らと会話をするようになっていきました。
元々、同じ大学帯を志望する仲間だったこともあり、当然ともいうべきか過去問や勉強法などについて話題は尽きず、そのうちに模試の分析を共有したり、互いの悪い点を指摘したりと高め合うことができ、登校する際のモチベーションや日々の良い刺激になりました。
しかし、最大のメリットは競争相手を見つけることができたという点だと思っています。受験は個人戦です。それでも、自分がどれくらい勉強ができているのか。周りはどれほどやっているのか不安になることはあるでしょう。
私も例に漏れずその質でした。そうした情報を互いに共有することで、普段の受講ペースは勿論、模試の点数やライブ授業での小テストの点に至るまで何れの場合においても絶対に抜かれまいと勉強をすることに熱が入りました。
また、自分と近い実力をもつ人を見つけることは、「そろそろ家に帰りたいけど、あいつはまだやってるし、もう少し頑張ろう」というように自分を引き締めることにも一役買うでしょう。
もちろん、相手に勝つことばかりに夢中になってしまい、本来の自分の目標から外れてしまったり、互いの足を引っ張りあってしまうような関係にならないよう気をつけなければなりません。逆に、仲良くなり過ぎて勉強に集中できなくなってしまったら本末転倒です。
節度を持って他の人達と上手く付き合ってみてはいかがでしょうか?
競い合うのは存外楽しいものです。
そう、受験自体は個人戦ですが、受験までの過程は団体戦なのです。