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2020年 9月 28日 不安を分析してみよう
こんにちは。担任助手の蓮池です。この時期は、皆さん予備校生活に慣れて自分の学習ペースが出来上がってきたころだと思います。それと同時に、様々な不安にも駆られるころです。
不安になったときには、不安を分析してみよう。
それが本記事のメッセージです。
「なんとなく不安」という状態を分析し、自分が何に対して不安を感じているのかを明確にしてみる。そして、漠然としていた不安の正体が明らかになると、不安にどう対処すれば良いかということを冷静に考えられるようになる。「闘う時は、相手を知れ」と言いますよね。不安と闘うために、不安のことを知っておいたほうが良いと思います。
不安には対象があります。では、受験においてその対象とは何なのでしょうか。
それは3つあると思います。
1つ目は「学習」、2つ目は「成績」、3つ目は「合否」。
「学習」に対する不安は、学習が計画通りに進まないのでは、という不安です。
やりたいことが沢山だけれど、それらを計画的に進めることができないとき、このような不安に駆られると思います。
そんなときは、「やらないことを決めてみる」と良いかもしれません。
スティーブ・ジョブスは、「何をしないかを決めることは、何をするのかを決めることと同じくらい大事なことだ」と言っています。
「やらないこと」を明確にすることで、「やること」に集中できます。「やること」に集中できていると、計画が進めやすくなります。計画が進めやすくなると、学習に対する不安も緩和されると思います。
一方、「成績」に対する不安は、成績が伸びないのではないか、という不安です。
このような不安に対処するためには、「成長を感じる」ということが必要です。
そのために、スモールステップで実力を確認していくことが有効です。いたずらに過去問を解くのではなく、一度解いた過去問を分析し、苦手な分野が明確にできたら、単元ジャンル演習などを活用して苦手を克服していく。
そして、「合否」に対する不安は、合格できないのではないか、という不安です。
「合否」に対する不安は、受験勉強の意味に直結する不安ですから、一番大きな不安だと思います。この不安に直面したときは、なぜ合格したいのかということをもう一度考えてみましょう。そのように自分の「合格したい理由」を考えてみることで、初心に帰ることができます。初心に帰ることで、邪念を消すことができます。自己実現欲求を満たすために受験勉強をしていたはずだったのに、いつのまにか承認欲求に基づく不安に駆られていた、ということはあります。そんなときに、「合格したい理由」をもう一度考えてみることで、軸をもつことができます。そうすれば、不安も緩和されるのではないかと思います。
自分が今、何に対して不安になっているのか。考えてみてください。そうすれば、何をしていけば良いかを考えることができるようになります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。本記事が皆さんの励みになるかはわかりませんが、少しでもためになったら幸いです。