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2024年 8月 9日 ミーンミンミンミンミーン
こんにちは!横浜国立大学理工学部1年の奥山友貴です。
夏ですね!!燃えてきますね!!外ではセミがミーンミーンと鳴いています。
セミについては世の中で様々な通説があります。
7年もの間幼虫として土の中で成長し、7日間成虫として必死に鳴いて過ごすといったイメージがあるかもしれませんが、果たしてそれは正しいのでしょうか?
実際に土の中で7年も過ごすセミは日本にはおらず、
ツクツクボウシで1〜2年、
アブラゼミで3〜4年、
クマゼミで4〜5年くらいのようです。
さらにセミは樹液を餌とするため人工的に育てるのが難しいようで1週間以内に命尽きてしまうことが多いのですが、雨や天敵から免れた場合、1か月近く生存することが可能です。
このセミの寿命の事実は高校生がマーキング調査を積み重ねて見つけたものであるという記事もありますし、
これまで重要視されていなかったセミの後翅の、飛行における役割を記述した高校生の課題研究もあります。
彼らの多大な功績は地道な調査の上に成り立つものであり、土の中で奮闘した結果であるでしょう。
浪人生の皆さんは今、土の中で力を振り絞っていますね。
人生という大きな枠組みから見ると、大学受験は数ある山のうちの一つに過ぎないかもしれませんが、それでもとても大きな山です。
地道な努力が積み重なり、良い結果が得られることを期待しています。
土の中で目一杯もがいて、たくさんの栄養を吸収して、立派な成虫になってください!
土から出て羽化が終わったら、ぜひ”うれし鳴き”をしてくださいね。