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2025年 1月 5日 エールを力に変える?
こんにちは。東京大学文科三類1年の浅井です。
クリスマス・年末年始と立て続けに訪れるイベントが街を彩り、かじかんだ手のひらに吐く息もすっかり白い季節となってきましたね。
本格的な寒さに、試験本番が目前に迫っていることを意識する人も少なくないのではないでしょうか。
焦り・緊張が出てきた人もいるかもしれません。
試験が近づくにつれて、思うように結果が出ないことに不安な気持ちが湧き上がってくることもあるかもしれません。
私は浪人期、親戚や祖父母からの応援をプレッシャーに感じてしまい、エールを自分の力にうまく変換できなかった時期がありました。
応援してくれている人たちは「目標を達成して笑顔になってほしい」「努力が報われてほしい」といった、私を思っての応援をしてくれているにもかかわらず、「応援してくれている人の期待に応えなければ」「祖父母にとって自慢の孫にならないと」と、いつの間にか、私ではなく応援してくれる人への義務感で努力してしまっていました。
あたかも相手が私ではなくその人自身の見栄のために応援しているかのような捉え方・考え方で、今思えば私を思って応援してくれている方々の気持ちに対しても失礼でした。
ひたむきに努力しているときほど、目の前のことに集中して視野が狭くなってしまいがちです。
そして、周りが見えていないことは物事を悪い方向に(もしくは極度に楽観的に)捉えてしまうことにもつながりかねません。
今、本番を目前にして極度のプレッシャーを感じている方、心が沈んでいるという方、もう少しだけ楽観的になってみませんか?
もちろん、応援してくれるみんなのためにも頑張るというのは素敵な考え方です。
しかし、受験はあくまで自分のためにやるもの、あなたの人生は他ならぬあなたのものであるということも忘れないでください。
あなたを応援してくれている人たちも、きっと純粋にあなたのことを思っているはずです。
そして結果がどうであれ、その人たちはあなたのそばに居続け、支え続けてくれる人です。
今だってこんなに応援してくれているのですから。
余計なプレッシャーは適度に受け流して、目標を叶えた輝かしい未来の自分の姿を想像しながら、ぜひ最後まで走り抜けてください。