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2018年 9月 19日 歴史が苦手な僕のセンター日本史・世界史対策

こんにちは、担任助手2年の小川です。

 

今回は、歴史が苦手科目だったのに、日本史・世界史受験をしてしまった愚かな僕が行った、センター試験対策についての記事です。

 

前置きですが、理想は僕がここで書いたような状況に陥らないことです。

それを念頭に置いて、この記事を読み進めていただければと思います。

 

そもそも冒頭で“歴史が苦手”と言いましたが、どのくらい苦手だったのか。

それを示すデータはいくつもあります。

 

・高校三年生の時のセンター模試を見ると、日本史・世界史だけ他の科目より偏差値が20程度低いことはザラでした。

・浪人時代、12/17に受けたセンター模試にて、日本史50点台前半、世界史70点台前半、という輝かしい成績を残しています。

 

後者の経験は非常に辛いものでした。

「この浪人生活とはなんだったんだろうか!」と思いながら布団に顔を埋めてジタバタしていたのをいまでも鮮明に覚えています。

辛すぎて、「意識低すぎ」「ただの甘ちゃんだな」「本当に勉強してきたの?」といった自己批判を数時間メモに打ち込んでいました。

 

ただ、ここで得た危機感から、僕は残されたわずかな時間を活かそうと、センター対策を始めました。

「努力のコストパフォーマンスを上げなくてはいけない、無駄な学習をしている時間はない。」

そう思った僕は

弱点補強にだけ集中すること

集中できるだけの根拠を自分で作ること

この2点を意識して、対策を始めました。

 

具体的な学習の内容について触れていきます。

 

センター対策のスタートは12/18でした。

扱った学習題材は過去10年分のセンター試験本試・追試、合計20回分です。

(蛇足ながら、追試を解いた理由としては、追試で扱ったテーマや切り口が、次年度以降の本試の出題に反映される傾向にある、という情報があったからです。)

 

この過去問を、“反射的に”解きました。目安は1回あたり10分かからない程度。

この学習の目的は、「答えを出すこと」ではありません、「わからないところをあぶり出す」ことが目的です。

なので、“見た瞬間”にわからない文・単語はすぐにマーカーで印をつけ、次の問題に移ります。

 

ここでの「わからない」の定義は

・歴史用語を説明できない=時代・内容・意義などを言えない

・選択肢がなぜ正解か、間違っているのか説明できない

以上の通りです。

 

さて、そうしてわからないものをあぶり出したら、それを整理します。

わからなかった文や単語を抽象化して、

地域や時代、カテゴリー(政治・経済・文化など)をリストアップします。

ここでは、レベル感を意識しすぎなくて大丈夫です。

 

例としてこんな感じです。

東南アジア、近代ヨーロッパ、中国文化史、ラテンアメリカ、「〜様式」

 

こんな感じで、自分が間違ったものをざっくりと分類して、そして各分野ごとに、自分がわからなかった文・単語はどれだけ存在するのか、それを記録していきます。

 

ちなみに、僕自身は、この苦手分野のデータ取得を目的とした20回分の過去問演習を1週間でこなしました。

一回で改善されるわけはない。その後に数回の過去問演習が必要になることは目に見えていたので、可能な限り早くこなす必要がありました

 

そしてその記録を参照して、間違いの多い分野から順に潰していきます。

僕の場合は、世界史であれば「近代ヨーロッパ」だけで55個の不明点があったので、この分野から取り掛かりました。

 

改めて教科書や資料集などを参照して情報を整理し、その上で余裕があれば一問一答などを使ってインプットをする。

そしてまた、間違った問題に限定して、20回分の過去問を回す。

 

この過去問2周目以降の段階においては、インプットと過去問演習の比率は、6:4か7:3程度で回しました。

 

センター本番前日までこの作業を続け、僕は結局浪人時のセンター本番では、日本史が92点、世界史が97点と、1ヶ月前の自分とは明らかに違う結果がでました。

 

ただ、結果には結びついたとは思いますが、反省も多かったです。

冒頭でも述べましたが、そもそもこんな状況に陥らせないための努力が欠けていたように思います。

 

そもそも歴史分野に関しては、僕はアウトプットを意識したインプットが全くできていませんでした。

「どういう風に問うてくるか、どのように知識を整理し、覚えるべきか」を全く意識せず、ただ漫然と知識に触れていただけの学習を積み重ねていました。

 

また、そもそも、僕は模試等の復習が不十分だったように思います。

例えば、東進のセンター試験本番レベル模試の復習を毎回徹底していれば、ここまでの窮地に立たされることはなかったはずです。

 

そもそも模試は、受験のプロが過去問を分析し、たった一回の模試に本試の数年分のエッセンスを凝縮して出題したものです。その復習は一回で複数年分の過去問演習の効果があると言えるでしょう。

 

結局は、目的意識もなく、中途半端な学習を積み重ねた結果が、直前の模試で表出したわけです。

 

ですので、一応僕の直前期のドーピング的な学習法を紹介しましたが、この記事をお読みの皆さんには、計画的な意味ある学習を進めてほしいと思っています。

 

まとめ

・高速で弱点把握→分析→補強

・日頃からアウトプットを意識し積み重ねることが重要

 

もし少しでもこの記事が参考になる点があれば幸いです。

 

小川

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