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2022年 12月 14日 敵は勝手に減っていく。諦めるな。

こんにちは。担任助手の久留です。

寒くて予備校に来るのも嫌になる季節になってきましたが、そういうときこそ、ライバルと差をつけるべく頑張って登校しましょう。

今回は、私が受験生だったとき、今くらいの時期から入試本番までの支えになった言葉をご紹介します。

「神明(しんめい)は、ただ平素の鍛錬に力(つと)め、戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平(ちへい)に安ずる者より直ぐに之を奪う。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ、と」(東郷平八郎)

この言葉を当時の自分の担任助手の方から聞いたとき、その直前に模試でいい成績を取った自分を戒めました。それと同時に、きちんと毎日やるべきことをやっていけば、今の時点で自分より高得点の人たちをまだまだ超えていけるのだということも確信しました。

これは受験が終わってから気づいたことなのですが、これから入試までの時期、敵はどんどん減っていきます。入試が近づいて過剰に不安になって勉強に身が入らない人、共通テストであまりいい得点をとれなくて志望校のレベルを下げる人、これまでの模試で慢心して勉強量が減る人、など、理由はまちまちですが、成績が取れていてもこれまで同様の強さで「合格するのだ」と思って「平素の鍛錬」を継続できる人は減ってくるはずです。

逆にこれまで点数を取れていなかった人が知識や技を定着させて点数をぐっと伸ばすということもまた確かですが、その可能性は自分にだってあるはずです。

ですから、毎日やるべきことを必要なだけコツコツやっていけば、相対的に順位は浮上してくると思います。成績帳票の「昨年度模試での偏差値における受験結果」という項目を見ればわかるように、模試の時点で下位の人でもきちんと合格し、上位の人でも不合格になる人がいるのはそういうことだと思います。

直前期になった今、合格をこれまで同様の強さで信じ続けることは難しいことです。だからこそ、それができる人はそれほど多くなく、諦めないということが大きなアドバンテージとなってくるはずです。

諦めてはいけないのは、諦めた瞬間に可能性が0になってしまうからです。入試本番で戦う前に、自ら土俵を下りないでください。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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