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2021年 7月 3日 夏の目標について

 こんにちは、担任助手1年の吉安です。今回は、東京大学合格において、浪人期で一番のターニングポイントになった、自分の夏の過ごし方について書こうと思います。

 私は、東大文系クラスの中で一番世界史が苦手でした。どれくらい苦手だったかを言うと、浪人期の4月の共通テスト模試では59点、6月の共通テスト模試は48点、、、

 私の記憶では、現役の時を合わせても65点を超えたことがありませんでした。2ヶ月も勉強ばかりして、むしろ下がってしまった世界史の成績を見て、「このまま世界史で成果が出ず、現役の時の二の舞になってしまったらどうしよう」という不安に襲われました。しかし、悩んでばかりでは本当に二の舞になってしまうので、どうにかして夏で成果を出そうと考えました。その時に目標にしたのが、「8月の共通テスト模試で80点を出す」です。

 その目標を達成するにあたって、「共通テスト模試で80点出せる人」はどんな人かを考えました。私が出した結論は「過去問では満点を取ることができ、何が間違えているかすべて言える人」「教科書の内容を一通り理解しており、時代・地域をきちんと把握している人」でした。私はこの「人」になるべく、過去問演習講座の世界史ですべての問題の根拠がわかるまで解き直しを続け、教科書や参考書や資料集を使い時代・地域の感覚を得るため毎日世界史を3時間以上勉強し続け、東進の8月の共通テスト模試で、世界史80点とることに成功しました。

 この経験でみなさんに伝えたいのは、世界史克服の勉強法でも「夏の間に苦手を克服する」のが良いということでもなく、「夏の間に成功体験を得ること」です。苦手科目に対する苦手意識はなかなか消しづらいもので、それを一年間で完全に消し去ることは難しいものです。しかし、振り返ってみれば、この経験をしたことで、私は苦手科目から逃げなくなり、頑張れば苦手も少し改善は出来るという自己暗示をかけることに成功しました。この自信は、冬に経験したスランプ期、そして直前期のメンタルの安定に非常に役に立ちました。

 特に教科において得点差が激しい人は是非参考にしてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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